お昼寝をしない子供・赤ちゃん
子供や赤ちゃんにとって、お昼寝はとても大切な生活習慣です。最近は、親の生活リズムや生活環境のせいで、夜更かしをする赤ちゃんや子供が増えていると言われていますが、お昼寝をあまりしないケースも目立つようになってきました。どちらも夜泣きや寝ぐずりの原因となり、さらには体の成長にも悪影響があるとされています。
赤ちゃんや子供の成長にとってもっとも大切な眠りは、夜間の睡眠です。それは、夜眠っているときに、体の成長に必要な成長ホルモンが大量に分泌されるためです。脳の器官から分泌される成長ホルモンは、夜間、寝入るとすぐに分泌量が増加し、その状態がしばらくの間(一般に4〜5時間)持続します。また、夜9時から12時ころまでの間が、もっとも増加しやすいと言われています。乳幼児期を通して子供が急激に成長するのは、この成長ホルモンの作用によるものであり、夜泣きや寝ぐずりは成長ホルモンの分泌を妨げて、成長を阻害することにつながります。
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赤ちゃんや子供は、夜に10時間以上の睡眠を必要とします。お昼寝は、その夜の眠りの妨げになると思う人もいるかもしれません。あまりに長時間のお昼寝(大体3時間以上)は確かに夜の眠りの妨げとなるようです。しかし、適度なお昼寝(ほぼ1〜2時間)は、午前中の活発な運動や精神的な刺激による神経の興奮状態を鎮静化し、夜に寝つきがよくなり、朝まで熟睡しやすくなることが経験的に知られています。したがって、適度なお昼寝は、夜の安眠に必要不可欠なものと考えてください。
朝6時から7時ころには目覚め、午後1時から2時ころにお昼寝し、夜8時から9時ころに寝付くのが、赤ちゃん・子供にとって理想的な生活リズムです。この生活リズムで寝起きするようになることは、ひとえに、親による赤ちゃん・子供に対する習慣付けにかかっています。生活リズムの習慣付けがうまくいくよう、親としても生活リズムを整え、生活環境を良くするように配慮しましょう。
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