赤ちゃん・子供の断乳(卒乳)後の寝かしつけ
赤ちゃんが離乳食の時期に入った後、次の段階として幼児食に移行するため授乳(母乳・ミルクの両方)をやめることを、「断乳」と言います。また、赤ちゃんが自発的に母乳やミルクを飲まなくなり、自然と幼児食に移行することを、特に「卒乳」と呼びます。いずれの場合も、一般には1歳半から2歳までに離乳を完了して幼児食に移行できます。
赤ちゃんが自発的に授乳を求めなくなる卒乳の場合は、就寝前の授乳もすでに"卒業"しているわけですから、寝かしつけはいたって簡単です。枕元で絵本を読んであげたりするうちに、普通はスムーズに寝ついてくれます。しかし、卒乳前に母親が断乳を決めた場合は、寝かしつけに苦労するかもしれません。母親の「もうオッパイはバイバイね」という言葉を素直に理解してくれて、おとなしく寝ついてくれるケースもけっして珍しくありませんが、特に母乳による育児を実践してきた場合には、赤ちゃんが素直に言うことを聞かず、泣き出すケースが多いようです。
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断乳して赤ちゃんが泣き出したときは、赤ちゃんとの根競べです。一週間くらいの間、毎晩、一晩中泣かれることも覚悟しなければなりません。抱き上げたり、おぶったりして、揺らしてあやしながらがんばりましょう。
しかし、もしつらくて続かないと思ったときは、段階的な断乳方法もあります。まず昼間だけ断乳をする方法です。赤ちゃんには、就寝前に授乳することを約束し、昼間は離乳食だけを与え、その代わりに外で思い切り遊ばせるなどして、授乳以外の楽しみに目を向けるようにしましょう。それによって、夜中に授乳を求めて夜泣きすることがなくなり、さらに授乳なしでも寝かしつけることができるように仕向けます。そして、赤ちゃんが卒乳することをめざします。結局、赤ちゃんの卒乳を待つわけですから、時間がかかりますが、親子ともにあまり苦しまずに断乳を達成できそうです。
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