赤ちゃんの夜泣き対策 おしゃぶりの効果

赤ちゃんの夜泣き対策として"おしゃぶり"を与えることは、とても効果的な方法です。なかには"おしゃぶり"が苦手な赤ちゃんもいますが、一般に、赤ちゃんは"おしゃぶり"を口にするとすぐに泣き止んで静かになり、気持ちも安定してスムーズに寝入ることができます。

ただし、赤ちゃんが"おしゃぶり"をしゃぶることには、いくつかの弊害がある可能性も専門医によって指摘されています。そのひとつは、"おしゃぶり"が習慣になることです。"おしゃぶり"をしゃぶることは常習化しやすく、常に赤ちゃんの口が塞がれた状態となるため、赤ちゃんが声を出さなくなり、その結果、母親からの声かけやあやす機会も少なくなり、母親とのコミュニケーションやスキンシップが減ってしまいます。また、声を出さないことと母親からの声かけが少なくなることによる言葉の発達への影響も懸念されています。

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赤ちゃんの"おしゃぶり"習慣が大切な学習の機会を奪うことも指摘されています。特に生後5、6ヶ月以降の乳児に見られる特徴ですが、いろいろな物をしゃぶることにより、形・味など物の性質を確かめ学習すると考えられています。"おしゃぶり"を口にすることで、その学習量が減る可能性があります。

また、日本小児歯科学会によると、臨床検査の結果、"おしゃぶり"を常用している赤ちゃんには、"おしゃぶり"による乳歯の歯並びへの影響が見られ、噛み合わせが悪くなりやすいことが指摘されています。そこで、小児科医と小児歯科医の委員会としては、"おしゃぶり"の使用は2歳半までに止めるように警告しています。2歳ころまでに発生した噛み合わせの悪さは、"おしゃぶり"と指しゃぶりをやめることで自然と解消され、正常な歯並びになるそうです。ちなみに、"おしゃぶり"が顎の発達を促すという説もありますが、これについては、現在までのところ科学的に証明されていないそうです。

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