赤ちゃんの夜泣きと育児ストレス

赤ちゃんの中にはまったく夜泣きをしない例も見られますが、赤ちゃんは夜泣きをするものと思って間違いはありません。普通、生後6ヶ月から1歳半くらいまでが夜泣きをする時期です。夜泣きは、病気など体の異常を訴えて泣く場合もありますが、多くの場合、赤ちゃんの無意識の行動であると思われ、また、何らかの恐怖や不安に駆られているように、大声で激しく泣くことが多いものです。いくらあやしても効果はなく、親としては途方にくれてしまうかもしれません。

このような夜泣きは、育児ストレスの原因のひとつとなっています。育児ストレスの原因としては、夜泣きのときにあやさなければならないことも含めて、煩雑なすべての育児の作業がストレスの原因となり得ます。また、自分の子供が、育児書に書かれていることや、他人の子供と比較して劣っているのではないかと不安に思うことも、育児ストレスの大きな原因となります。

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しかし、ここで注意しなければならないことは、育児ストレスは、そのような不安や不満、焦燥感(あせり)などの感情が精神的な負担となって生み出されている点です。夜泣きで夜間2度、3度と起こされることは、確かに肉体的に大きな負担となりますが、健康な親であれば、その疲労は体を害するほどのものではないはずです。それが育児ストレスの原因となっているのは、夜泣きを精神的な負担と感じ、心に大きな負荷をかけているためです。

いくらあやしても言うことを聞いてくれないわが子を目の前にしたときの挫折感、家族や隣人への迷惑を考えてあせる気持ち、そういう不満や焦燥感を、おそらくは最初に夜泣きを体験したときに強く感じ、それ以来、その気持ちに囚われていることがストレスの直接的な原因となっています。このような場合、育児ストレスを減らそうと思えば、普通は夫や家族の理解と協力が欠かせません。シングルマザーの場合は、事情はもっと深刻でしょうが、良いアドバイスを与えてくれる自治体や医療機関の相談窓口を利用してみましょう。育児ストレス解消の方法は、夜泣きを負担と感じない意識と環境を手に入れることです。

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