赤ちゃん・子供の夜泣きに効く薬 -2
赤ちゃん・子供の夜泣きに効くとされる生薬製剤として代表的なものは、東日本では「
宇津救命丸
」(うづきゅうめいがん)であり、西日本では「
樋屋奇応丸
」(ひやきおうがん)です。両方とも、テレビコマーシャルなどでもお馴染みの薬です。宇津救命丸は、慶長2年(1597)に発売された「宇津の秘薬」が始まりとされ、樋屋奇応丸も、江戸時代に李氏朝鮮と親交の深かった対馬藩の輸入品"朝鮮人参"が調合されているということで愛用者が増えたと言われており、ともに、江戸時代以来、越中富山の名薬「反魂丹」とならぶ人気の薬でした。宇津救命丸も樋屋奇応丸も、赤ちゃん・子供専用の薬ではありませんが、両方とも小粒の丸薬であり、しかも匂いの気にならない糖衣錠も発売されていますから、乳幼児にも飲みやすいのが特長です。今でも夜泣き対策の薬としてよく利用されています。
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