赤ちゃんの夜泣きから考えられる病気 -2




■腸重積(ちょうじゅうせき) 【症状】急に激しく泣き出し、泣き止んでいったん平静な状態に戻った後、再び激しく泣くという間欠的な泣き方が続く。やがて嘔吐や血便も。

腸重積とは、腸管の中に腸管が入り込む(巻き込まれる)という異常な状態のことです。腸重積の部位や状態には複数のタイプがありますが、大多数は、大腸(上行結腸)と接合している小腸末端の回腸が大腸内に入り込んで起こります。大腸内に入り込んだ回腸は、大腸が5分から30分程度の間隔で起こす蠕動運動によってさらに奥(上方)へ巻き込まれようとします。そのときに大腸の腸壁と巻き込まれて裏返しになった回腸の腸壁の蠕動が逆方向であるため、激しい痛みを引き起こすようです。赤ちゃんが間欠的に泣き声を上げるのはそのためです。
この異常が起こる原因は解明されていません。また、国内患者数の全国統計がないため、発症の頻度も正確には分かっていませんが、もっとも発症しやすいという乳幼児でも数千人に1人という程度のようです。しかし、治療が遅れて巻き込まれた回腸が血行不良から壊死した場合、大掛かりな開腹手術が必要になりますので、できるだけ早く小児科医の診察を受けるべきです。夜泣きから異常に気付いたときは、深夜でも救急外来で受診してください。

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